2011年2月8日火曜日

スターバックス

娘とアメリカから帰って来てから3週間が経ちました。ようやく中学校にも行けるようになりました。帰って来てからしばらくは,精神的にまだ安定せず,時差ぼけで体調もあまり良くなかったのですぐに学校に行くことができなかったのが,何とか行けるようになりました。
早速15日から学年末試験があるということで,かなりハードな毎日になっています。亡妻の病状が悪くなってからほとんど通学できず,6月1日にアメリカに行き,7月に一旦戻り,また10月末頃からアメリカ滞在と,落ち着かない日々が続いていて,勉強どころではありませんでした。
そんな状況での試験は,精神的にも大変です。入学当初から,高校受験を意識させらることを学校に言われているので,自分の将来に対する不安も募っています。何とか協力して乗り越えていくようにしたいと思っています。

もう先月のことですが,函館出張のとき,JR札幌駅の西口のみどりの窓口の近くのスターバックスでカフェラテを注文して待っているときでした,妻とよくスタバで待ち合わせたりしたこと,アメリカに行ったときもよくスタバに行って,「カフェラテは日本の方が美味しいね。水がちがうからかな。」なんて話したこととかを思い出したのだと思いますが, 涙があふれてきました。スタバのようなチェーン店を嫌う人もいるかと思います。せっかく,初めての異国の地に来て気持ちよく歩いていたら,ほとんど世界中同じ雰囲気のスタバに出くわして興ざめしてしまったという経験がないわけではありません。
でも,世界中どこに行っても,そこに行けば妻のことを思い出せる場所,という見方もできるのかもしれません。それと,外国で見知らぬ街に入り込んでしまって,不安な気持ちになっているときにスタバのサインを見たときに感じる安心感というものも経験したことがあります。ニューヨークのタイムズスクエアのスタバには観光客がたくさん入っていました。アメリカの田舎(失礼) から出てきた人たちや外国からの観光客で混雑していましたが,自分の町にもあるスタバに入って,ちょっとホッとしていたのかもしれません。

今は,どこに行っても妻との思い出がよみがえって来てしまい,つい涙ぐんでしまうことが多いので, あまり出歩かないようにしています・・・というわけにも行かず・・・

とにかく,娘と一緒の生活はやはり楽しいです。キンバリーも喜んでいてくれると思います。
でもまだまだ彼女が本当に亡くなってしまったとは信じたくない気持ちがあります。
あの声が笑顔がないなんて,受け入れられない気持ちです。

ブラームス・交響曲第2番 セルジュ・チェリビダッケ指揮 ミュンヘンフィルハーモニーを聴きながら

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