2011年11月11日金曜日

きままにクラシック~ブラームス交響曲第4番

NHK-FM で「きままにクラシック」という番組があって,月曜日の朝と金曜日の午後に放送されています。月曜日の方が再放送だったと思いますが,笑福亭笑瓶とソプラノ歌手の幸田浩子さんが進行役をやっていて,なかなか人気のある番組で,月曜日の朝によく聴いていますが,先週は金曜日に車の運転中に聴いていました。

番組の中にイントロクイズのコーナーがあります。クラシックの曲の冒頭部分をほんの少しだけ流して,その曲名を当てるというものです。
先週はブラームスの交響曲第4番でした。ラジオをつけたとき,その第1楽章が演奏中でした。それがとても良い演奏で,指揮者・オケは誰かな?と思っていると,「ただいまの演奏はクラウディオ・アバード指揮ベルリン・フィルハーモニーでした。」と紹介。「アバードのブラームスってこんなに良かったのか」と感心していると,この曲名を当てた人のハガキの内容が紹介されました。

新婚時代のことです。自宅に風呂がなかったので,妻と一緒に銭湯に行っていました。そして,私 
が支度ができたとき,口笛でこの曲を吹いて妻に知らせるのが私たちのいつもの習慣でした。


「へぇー,ブラームスの交響曲を口笛で吹いて合図にするなんて凄いなあ・・・」と思って聴いていると,
妻は亡くなってしまいましたが,この曲を聴くとあのころを思い出します。

と続いて,その瞬間,涙があふれて来ました。

それ以上のエピソードなどは紹介されませんでしたが,その方がどんなに悲しみにくれたかを想像して,悲しくて仕方ありませんでした。

キンバリーと音楽の思い出もたくさんあります。いつか書きたいと思います。

ハイドン 交響曲「オックスフォード」 チェリビダッケ指揮ミュンヘンフィルハーモニーを聴きながら

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