2011年5月11日水曜日

ケープコッドの思い出

前回のブログで川本三郎氏が逮捕された罪名を「犯人隠匿」と書きましたが,「証拠隠滅罪」の間違いでした。お詫びして訂正します。

記憶だけで「マイ・バック・ページ」で確認しなかったので,川本さんに迷惑をおかけしなかったか心配です。

記憶が実に曖昧で不明確なこと,キンバリーとの思い出を思い返すたびに痛感します。食事をしたレストランのことは覚えていてもそれがいつだったのかはっきりせず,メモ程度でもいいから日記をつけておけば良かったと思うようなことが度々あります。

マサチューセッツ州のケープコッドという半島があります。肘を曲げたような形をしていて,避暑地として有名です。1995年の夏,初めてキンバリーと車でドライブしたとき,ケープコッドの肘の当たりにあるチャダムという町に行き,キンバリーの幼なじみのパムの別荘に泊まりました。キンバリーの祖母からとても古くてオンボロの車を借りて(このドライブのあとで廃車にしました),ニューヨーク郊外の叔母の家を出発したときの高揚感とでもいうものの記憶が身体に今も残っています。太陽が照りつける暑い日でした。車にはラジオしかついていないので,CDプレーヤーを買って後部座席に置いて,スーパーマーケットで買ったイーグルスのCDをかけながらのドライブ。イーグルスの音楽が夏のニューイングランドの風景にぴったりで,「あ~,今僕はアメリカにいるんだなあ・・・キンバリーと出逢えてなんて幸せなんだろう・・・」と感激しながら外に流れる風景を,そして運転しているキンバリーを見つめていました。
ニューヨークの北にあるサラトガという町でロックコンサートに行き(そのとき聴いたリトル・リチャードが最高でした),ビデオで撮影していたら係員に見つかり(通路に立って堂々と撮影していたのだからすぐ見つかるのは当然でしたが,興奮していて撮影してはだめだということを全く考えなかった)かなり遠くにある駐車場までビデオを置きに行かされたこと(係員がずっとついてきました)・・・

ケープコッドには結婚した後の夏に何度か家族で行きました。キンバリーの弟家族や妹も一緒に。


5月になってから,毎日のようにキンバリーが夢に出てきます。今朝,目覚める前,一緒に踊っている夢を見ていました。目が覚めて,横に彼女がいないことが,何だか不思議な感覚でした。今もベッドの左側に寄って寝ています。右側が彼女の場所でした・・・

J.S.バッハ  音楽の捧げもの   有田正広・寺神戸 亮 他を聴きながら

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