2011年7月15日金曜日

英語の仕事

キンバリーの両親の友人でもあり,アメリカでの結婚式にも来てくれた,コネチカットで弁護士をしているピーターからメールがきました。彼の依頼人であるアメリカの放射線測定器メーカーが日本で試作品のテストをする予定で,それに関する責任問題の発生を事前に防止する英文の法的文書をチェックしてアドバイスしてもらえないかという仕事の依頼でした。
以前にも書いたことがありますが,英語が関係する仕事が来ると,そばにキンバリーがいてくれてどんなに助かったかを痛感します。

僕の英語は,中学入学から始まった,ごく普通のスタートでしたが,ビートルズを入り口のようにして,とにかく英語が好きで,英語ばかりやっていたようなものでした。当時(40年以上前)は今のように豊富な英語教材はないので,研究者の時事英語研究という雑誌のテープを何回も聴いていました。今でも,ロバート・ミッチャムの息子であるクリス・ミッチャムとオリビア・ハッシー(布施明と結婚したのにはびっくりしましたが,「ロミオとジュリエット」での美しさには圧倒されました)の主演した映画でのセリフが頭の中で再現できるほど聞き込んだりしました。同時通訳のパイオニアである國弘正雄氏がNHKテレビで「トークショー」という30分の番組をやっていて,毎回,さまざまな分野の外国人をゲストに議論するとても内容の濃いのをテレビからカセットテープに録音して何度も聴くというのをやったりもしていました。

先日会合で会った,某大手ハウスメーカーの支店長が,「わが社でもいよいよトーイックを受験することが義務になりました。」と言っていましたが,同じような企業が相当増えているようです。

このトーイックですが,その点数で昇進に影響がでるとかということがあるようですが,果たして,そんなに重視されるべきものか少々疑問です。本当の英語が使えるかどうかはこのテストでは分からないと思うからです。
3年ほど前に僕も受けてみました。10数年前に835点を取ってやめていたので,今はどんなものか試しで受けてみたのです。910点でした。正直,あまり出来が良くないなあと思っていたので意外でした。そして,トーイックってこんなものなんだ,この点数がいいからといったってあんまり意味はないなあと思い,それ以来受験していません。もっと,本物の英語力をつけたいと思いました。
キンバリーと一緒に英語で議論することができないのがとてもとても寂しく悲しいです。

ARCTIC MONKEYS   SUCK IT AND SEE を聴きながら

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