2011年10月6日木曜日

禁酒・禁煙

事務所で法律相談をして,相談者が帰った後,のどがイライラし始めました。
相談者の方はかなりのヘビースモーカーのようで,近くに来ただけでタバコの匂いがしたのですが,その方の吐く息からの間接喫煙となったのだと思います。
人前ではタバコを吸わないようにする人はかなり増えていると思いますが,外で一服したあとに話をしたりするときには,その人に息の中に多量の有害物質が存在していて,こちらはそれを吸わされることになっていることについては殆ど意識されていないと思います。

友人の外科医から恐ろしい話を聞きました。その友人の知人である呼吸器科の医師が肺ガンになったのですが,その原因が毎日診療している患者の息に混じっている発癌物質を長期間吸い続けたことにあるというのです。タバコを吸う人は,こういう事実を認識してもらいたいものです。

私は大学時代に3年間くらい吸っていたことがあります。初めてタバコを買ったときのことを良く覚えています。それは大学の入学手続きで東京に行ったときで,歌舞伎町にあるたばこ屋さんでラークを買ったのでした。もう時効ですが,未成年のときに吸ったことになります(珍しいことではないでしょうが)。そのときは,喉につかえて咳き込んで,こんなものどこがいいのか分からず,ごみ箱に捨てました。大学生活の中でタバコに慣れ親しみ,カンピースを持って歩いたりしていました。思い出すと恥ずかしいですね。
タバコをやめるのには少し苦労しました。酒を飲むと吸いたくなって,一緒に飲んでいた友人からもらって吸ってしまうということがよくありました。半年くらいそんなことが続いて,完全にやめました。

酒をやめた理由については既に書いたことがありますが,これは揺り戻しもなくすっぱりとやめることができました。動機の強さが違うということですね。

タバコについては,キンバリーの有名な?逸話があります。
彼女は7才で吸い始め,12才でやめたというのです。かなり脚色されているのではと思いますが,自分でも話のタネとして好きだったようで,ときどきその話をしていました。

タバコはまったく吸いませんでしたが,ワインや日本酒は好きでした。乳ガンが分かる前ですが,アメリカのマサチューセッツの田舎町で見つけたちょっとスモーキーなフレイヴァーの赤ワインが好きで,何本か札幌に持ってきて,一緒に飲みました。

乳ガンになって,アルコールはガンには悪いということで,キンバリーはお酒はやめました。塩分の取りすぎにも注意し,大好きだったコーヒーもやめて紅茶などを飲むようにしていました。
今,振り返ってみると,もっと好きなものを食べたり飲んだりしていてもよかったのかな・・・とちょっと思ってしまいます。
でも,キンバリー本人は自分のガンへ向かう姿勢については自分で納得してやっていました。
意識がなくなる前日に「死ぬのは何にも怖くないよ。何にも後悔していないよ。」と言っていたとおりです。

iPAD2に入っているキンバリーの写真をときどき見ます。なんて素敵なんだろう・・・と見るたびに思います。そばにいないことが理解できません。

Ludwig Lebrun作曲  オーボエ協奏曲  オーボエ/ハインツ・ホリガー を聴きながら

0 件のコメント:

コメントを投稿