2010年3月24日水曜日

最近の新聞記事で気になったこと

先日の朝日新聞に,日系ブラジル人の子どもが,不景気を理由に解雇となった親と一緒にブラジルに戻ることになったが,日本語もポルトガル語もどちらも中途半端な状態になっていて,ブラジルに戻っても学校の勉強についていけるかとても不安になっているという記事が載っていました。
とてもかわいそうな状況にある同じ問題を抱えた子どもたちがたくさんいるようです。その記事の中に,日本の学校に行ったが,一人も友だちができなかったということが書いてありました。日本に来ている外国人で同じような思いをしている人はたくさんいると思います。日本社会の冷たさについて考えさせられました。日本人は儀式が好きな人たちだと思います。または,何か名目があると協力したりして「暖かい善意」が集まるのです。でも,日常レベルで外国人と友だちになったり,話をしたりということは殆どしない人たちです。
自分のことを棚に上げて書いているような気がしていますが,それを自覚したうえで,日本社会・日本人の冷たさを感じることがあります。
北欧から来ている女性がうつになったとき,それまでとても親しく会ったりしていた日本人たちが,殆ど声をかけてこなくなり,孤独に苛まれて,日本で一生を終えようと思っていた気持ちが全くなくなったという話を聞いたことがあります。

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