2011年4月21日木曜日

1972年

車で移動中には,FMラジオかCDを聴いています。
3日くらい前のことですが,車のコンソールボックスに入っていたCDを何気なくかけました。
グラス・ルーツの「恋は二人のハーモニー」から始まる1972年のヒットソングを集めたCDでした。
スリードッグナイトの「オールド・ファッションド・ラヴ・ソング」が2曲目で,当時,大好きだったので懐かしいなあという感じで聴いていました(ちなみに,1975年に大学で東京に行き,初めて武道館でライヴを聴いたのがスリードッグナイトでした)。3曲目はニルソンの「Without you」これはシングル盤で買って,何度も聴いた曲です。4曲目はニューシーカーズの「愛するハーモニー」。

そして5曲目にかかったのが Cat Stevens の Morning Has Broken(雨にぬれた朝)。

あの朝のことがあざやかに蘇ってきました。妻が亡くなったあの朝。
僕と娘とで彼女の身体をきれいにしてローションをぬってあげて,服を着せてあげたあと,妻の母親が彼女の眠っている部屋に来ました。ベッドの上で彼女を抱き抱えて,彼女に声をかけながら泣いていました。そのとき,僕はこの曲をかけたのです。天国に旅立っていく彼女の初めての朝に初めて聴かけせてあげる曲はこの曲しかないと思って。

Morning has broken
Like the first morning
Blackbird has spoken
Like the first bird

Praise for the singing
Praise for the morning
Praise for them springing
Fresh from the world

母親と一緒に彼女を抱き抱えたときの感触がそのまま,この曲と一緒に感じられました。

このCDの最期の曲はドン・マクリーンのアメリカンパイでした。
キンバリーの大好きだったこの2曲が同じ1972年の曲だったことに初めて気がつきました。

0 件のコメント:

コメントを投稿