2011年4月6日水曜日

ユリシーズ(その後) その他

ようやく暖かくなってきました。
我が家の犬たち(フラットコーテッドレトリーバーのロイ(オス)とビーグルのライ(メス)二人とも5歳)の散歩も楽になりました。私は5歳頃に右足ふくらはぎを噛まれて7針くらい縫ったというトラウマがあるためか,犬はあまり好きではなかったのですが,亡き妻が,一戸建てに住むようになったらどうしても欲しいということで,ビーグルなら私も漫画のスヌーピーが好きだったこともあって,いいだろうということで,まず生後3ヶ月くらいのライがやってきました。ところが,それから2ヶ月くらい経ってから,ペットショップに室内の柵を買いに行ったとき,生後4ヶ月くらいのロイに妻が一目惚れしたということで,世話は全部やるからという約束でロイも我が家にやってきたのでした。

2008年の今頃は,抗ガン剤治療と放射線もほぼ終わった頃で,毎朝,妻と二人でロイ・ライと散歩していました。近くの北大構内を通り,北に向い,北24東1にある喫茶店に寄って帰ってくるというのが日課になっていました。毎朝,散歩しながらあのときのことがよみがえって来て,一人で散歩していることがたまらなく悲しくなってきます。まだ元気だった彼女の姿が,散歩中の風景の中に見えるような気がします。

読み始めたユリシーズの歩みは遅く,ようやく46頁に来たところです。しかし,注釈本だけで数百ページになる凄い小説だと思います。少しずつですが,面白くなってきています。

新学期になり,NHKラジオ講座でフランス語を始めました。ラジオ講座を自動的に録音してくれるラジオサーバーにフランス語と実践ビジネス英語が毎日録音されています。フランス語も聴き始めてから3年になり,応用編がかなり理解できるようになっています。ニューヨークでこの冬,フローベールの「ボヴァリー夫人」の新英語訳を買ってきたので,これと仏語の原書と日本語訳を並べて読むというのも始めました。もともと語学は何時間でもやっていられるという体質で,英語や仏語を読んでいるときが最高に幸せな時間です。

去年の昨日は,妻と娘と3人でカラオケに行った日でした。そのとき撮ったアイフォンのビデオにシンディ・ローパーのtime after timeを歌っている妻が残っています。ドン・マクリーンのアメリカンパイもよく歌っていました。妻が意識をなくしてから旅立つまでの数日間もこの曲を何度もかけてあげました。ビデオを見ていると,彼女がもういないなんて信じられない気持ちです。

今日は娘の中2の始業式でした。小学校からの親友と同じクラスになれて,大喜びで帰ってきました。中1の1年は娘にとっても大変な年でした。これからが楽しく充実した毎日になるように祈っています。娘の希望で,今日は妻とも良く行っていたススキノにある寿司屋で夕食にする予定です。

モーツァルト 交響曲40番を聴きながら

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