2011年8月19日金曜日

天竜川川下り事件に思うこと

天竜川の川下りで船が転覆して死者・行方不明者がでています。とても悲しく残念な事件です。
船頭が救命胴衣を着けなくてもいいように言っていたということで,運営会社の安全管理責任は免れないと思います。

ただ,僕がこのニュースを知ったときまず思ったのは,川下りの船に救命胴衣を装着しないで子どもを乗船させた親のことでした。なぜ子どもたちの親は,船頭が何と言おうと,自分の子どもに救命胴衣を着けさせなかったのか,正直,理解できません。キンバリーも真っ先に同じことを言ったと思います。子どもの命や安全を守るのは親の責任です。
この船の現場にいたら,キンバリーならどうしたか,想像してみました。
まず,船会社に救命胴衣を着けるように乗船客に指導するように要請するでしょう。もし,会社が「大丈夫ですよ」などと言って聞かない場合は,乗船客の人たちに「救命胴衣を着けた方がいいですよ。」と言うでしょう。それでも,乗船客の人たちが,装着しないのであれば,僕たち家族はその船には乗らないでしょう。

2010年4月9日のブログに「子どものライター事故に思うこと」と題して,アメリカと日本の子どもの安全に対する意識の違いについて書きました。まだ,彼女が生きているときです・・・
スーパーの駐車場で子どもが一人車内で泣いていたので警察官を呼んだ妻と,そんなことまでどうしてするのか,という反応の母親の対比についても書きました。
子どもの安全については躊躇なく断固とした対応をすることが必要だと思います。
例えば,車の後部座席のシートベルトです。僕は友人の車の後部座席に乗ったとき,シートベルトを装着します。高速道路だけでなく,一般道路でもごく自然に装着します。アメリカでの経験が影響していると思います。あちらでは,全座席で常にシートベルトを装着することは当然のことで,子どもたちも小さいときからそのようにしているので,座席に着くやいなやすぐにシートベルトをします。
日本ではこういう習慣はまだできていません。安全に対する意識の格差を感じるときです。

ベートーベン  交響曲第1番   レナード・バーンスタイン指揮ニューヨークフィルを聴きながら

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