2011年8月29日月曜日

早朝の札幌駅

我が家に1週間以上滞在していたドイツ人の友人ヴォルフガング・バウアー(ヴォルフガングはモーツァルトと同じ,バウアーはアメリカの大人気ドラマ「24」のジャック・バウアーと同じ)が,今朝,ベルリンに帰って行きました。
短い滞在でしたが,楽しい時間がもてました。彼は10年以上札幌に住んでいたので,友人もたくさんいて,旧交を温めていました。彼がいなくなって,話相手もいなくなり,ちょっと淋しい感じです。

昨日は,二人でニトリレディストーナメントを観に行って来ました。ドイツではゴルフは全くポピュラーではなく,彼はやったことも,ゴルフ場に行ったこともなかったので,興味深々という感じでした。

帰りは,北海道マラソンと関係しているのか分かりませんが,午後3時頃の道央道は物凄い渋滞で,ちょうど日高道への入り口付近で完全に止まってしまったので,あてもなく日高道へ入り,東千歳で降り,長沼方面へ走りました。274号線に近づいたとき,由仁町のケイトのやっているカフェが近いことに気がついて,そこに行くことにしました。ケイトはキンバリーと仲の良かった,陶芸家であるイギリス人女性です。このブログで書いたことがあったかもしれませが,1995年4月8日の土曜日にキンバリーと初めて逢った日に,ここに来て,彼女に話しかけ,帰りに車で彼女のアパートまで送ったという,僕とキンバリーの「聖地」のようなところです。その当時は,カフェはやっていませんでしたが,増築してカフェを開き,僕たち家族で何回も遊びに行った場所です。靴を脱いで,木の床に座るのですが,窓から見える景色を見ながら,キンバリーと過ごしたときのことを思い出していました。ここにキンバリーがいないのはおかしい・・・そうおもっていました。
少しゆったりとした時間を過ごして,自宅に戻り,彩とパエリアの宅配を取って晩御飯にしました。

今朝は,5時半にヴォルフガングを起こし,6時過ぎに札幌駅まで送ってきました。
まだ人もほとんどいない早朝の札幌駅。キンバリーとアメリカに行くときも,いつもこんな早朝の札幌駅からJRで千歳空港に向いました。そのときのことがよみがえってきて,ウルウルしてしまいました。JRのチケットを買ってから,スタバでカフェラテを買って,それを飲みながら千歳へ向かうのがいつものことでした。車を降りて駅に向かって歩いていくヴォルフガングを見送りながら,同じようにラゲッジを引っ張りながら3人一緒に歩いたことを思い出しました。
まだ彩が7歳くらいだったと思いますが,12月にアメリカに行くとき,朝に大雪になり,タクシーが全く進まなくなって,このままでは飛行機の時間に間に合うJRに乗れなくなるということがあり,まだ北口のまで100メートル以上あるところでタクシーを降りて,必死に思いラゲッジを引っ張って走ったこともありました。あとで,いつもギリギリで行動スケジュールを立てるのは良くないとキンバリーに叱られました。
もう叱られることもないのかと思うと,また悲しくなります。

ビートルズ アビーロード  を聴きながら

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