2011年8月31日水曜日

ニューヨーク~地震・ハリケーン(つづき)

リサたちにとって,震度5の地震の揺れは初めての体験だったので,地震慣れした我々とは比べようのない怖さを感じたと思います。
先日,テレビでマンハッタンから車で1時間くらいのところに原発があるということを知りました。
そこで放射能が漏れるような事故が起こったら,ニューヨークは恐ろしいことになるのは間違いありません。そんな近くに原発があるってこと,ニューヨーカーたちが知っているのかどうか,今度訊いてみようと思います。
昔のことですが,原発反対の立場の人たちが,電力会社が言うように,原発が絶対に安全だというのなら,東京のど真ん中に原発を建設したらどうか,と原発推進派に対して「挑発的」意見を提起したことがありました。もちろん,そんなことはできないことを電力会社側は十分に知っていたのです。

今回のニューヨークを見舞った事態から,僕たち家族が体験したことを思い出していました。
2003年8月14日に起きたニューヨークその他の大停電のことを覚えていますか?その日の夜はニューヨーク市内は停電のため真っ暗でした。その日に我々家族はマンハッタンに到着したのでした。
翌日の15日にJFKから日本に戻る予定で,コネチカット州ウエストハートフォードの実家をレンタカーで出た僕たちは,午後4時頃,27丁目当たりからマンハッタンの中に入って行きました。すると信号機がどれも消えているのでした。そして,道路の両側にある店などから人々がぞろぞろと出てきました。「これはただごとではないな」と思っていると,人々が後ろのイーストリバー方向を見ながら何か言い始めました。後方を見るとなにか大きな白い煙が高く立ちのぼっているのでした。「テロかも?」と途端に不安になりました。ドライブ中はずっとFMラジオで音楽を聴いていたのですが,そんな状況になっているのに,相変わらずロックをかけています。そこで,AMラジオに切り換えると,ニュースが流れていていて,「この停電は発電所の事故によるもので,テロとは無関係です」と何度も繰り返しアナウンサーが叫んでいました(情報収集はAMに限ることを実感)。

TO BE CONTINUED

BRUCE SPRINGSTEEN        WORKING ON A DREAM    を聴きながら

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