2010年12月1日水曜日

12月です

いよいよ今年もあと一ヶ月となりました。妻のいない初めての師走と新年になります。まだ妻の不在が信じられない心境です。
昨日,キンバリーのクラスの生徒さんの母親が相談に来ました。建築中の自宅について業者の対応がおかしいということについての相談でしたが,しばらく妻の話になって僕も泣いてしまいしました。人見知りが強くて引っ込み思案な自分のことをキンバリーが励ましてくれてどんなに救われたか,同じ気持ちで今もキンバリーが亡くなったことを受け入れられない人たちがたくさんいるという話をしてくれました。本当に彼女は,他人の悩みや苦しみを心から受け止めて,励まして,気持ちを前向きにすることのできる人でした。
今この文章を書きながら,事務所の僕の部屋のドアをノックして妻が入って来るような気がしています。

昨日はオーストラリア人に会ってきました。既に,被疑者国選弁護人がついていることが分かったので,今後の予想される手続きなどについて説明してきました。国選弁護人は通訳を連れて接見したようですが,弁護士は英語が話せず,通訳の英語も下手で,うまくコミュニケーションできないと言っていました。外国人が逮捕される事件もかなりありますが,適切な通訳がなされているかは非常に疑問です。僕は英語は通訳なしで対応できますが,それ以外の言語は通訳に頼るしかありません。通訳が正確かどうか確認のしようがなく,非常に不安を感じます。
英語ができれば何とかなることがあるので,弁護士は英語くらいできて当然だと思うのですが,現実はそうはいかないようです。

キング・クリムゾン「ポセイドンのめざめ」を聴きながら

0 件のコメント:

コメントを投稿